「提案は通ったのに、テストライティングで落ちてしまった」
「何がダメだったのか、理由すら教えてもらえない」
「もう何回も落ちていて、応募するのが少し怖くなってきた」
Webライターを始めたばかりの頃、テストライティングの壁にぶつかって手が止まってしまう人はとても多いです。

わたし自身も、最初は「提案が通ればもう仕事が決まったようなもの」だと思い込んでいて、テストで落ちたときは正直かなり凹みました。
でも、テストライティングに受からないのには、ちゃんと理由があります。そしてその多くは、少しのコツを知るだけで変えられるものです。
この記事では、テストライティングで落ちてしまう主な理由と、初心者でも通過率を上げるためにできることを、未経験からスタートした目線でまとめました。

あわせて、時間のないワーママが「割に合わないテスト」で消耗しないための見極め方も紹介します。
そもそもテストライティングとは?提案が通っても落ちることがある理由
テストライティングでつまずく人の多くは、「提案文の通過」と「テストの通過」を同じものだと考えてしまっています。まずはここを整理しておくと、落ちた理由が見えやすくなります。
テストライティングは「本採用の前の実力チェック」だと考える
テストライティングとは、クライアントがWebライターに正式に仕事を任せる前に、実際に記事を1本書いてもらって実力や相性を確かめる工程のことです。
クライアントの側に立って考えると分かりやすいです。今は誰でも「Webライターです」と名乗れる時代なので、応募文だけでは本当に書ける人かどうか判断がつきません。だからこそ、少額の報酬で1本書いてもらい、そのうえで採用するかどうかを決めています。
つまりテストライティングは「落とすための関門」ではなく、「お互いに合うかを確かめる場」だと考えたほうが気持ちが楽になります。

相手も、できれば長く付き合えるライターを見つけたいと思っているからです。
提案文とテストライティングでは、見られているものが違う
提案文の段階で見られているのは、主に「この人に頼んでみようかな」と思わせる第一印象です。丁寧さ、募集内容への理解、返信の早さといった、いわば入り口の部分になります。
一方でテストライティングで見られているのは、実際の記事のクオリティと、指示通りに書けるかどうかです。提案文が上手でも、いざ書いた記事がレギュレーションを無視していたり読みにくかったりすれば、そこで評価は下がってしまいます。
「提案は通ったのに落ちた」というのは、入り口は良かったけれど中身で基準に届かなかった、というサインだと受け取ると次につなげやすくなります。逆に言えば、提案が通っている時点で、あなたの入り口の印象は悪くないということでもあります。
提案文そのものにまだ不安がある人は、こちらの記事で書き方を整理しているので、あわせて読んでみてください。
テストライティングに受からない5つの理由
ここからは、初心者がテストライティングで落ちてしまう代表的な理由を整理していきます。先に全体像を挙げておくと、次の5つです。
- レギュレーションや指示を守れていない
- 誤字脱字が残っている
- SEOの基本を押さえられていない
- 情報が浅く、どこかで読んだような内容になっている
- コミュニケーションやビジネスマナーで引っかかっている
ひとつずつ確認すると、自分がどこでつまずいているのか当たりをつけやすくなります。
理由1:レギュレーションや指示を守れていない
もっとも多いのが、指示書やレギュレーションを守り切れていないケースです。
文字数の指定、見出しの数、語尾のトーン、NGワード、装飾のルールなど、クライアントが渡す指示書には細かい決まりが書かれていることがあります。文章そのものが上手でも、この指示から外れていると「一緒に仕事をしたときに指示が通りにくそう」と判断されてしまいます。
クライアントが一番避けたいのは、毎回細かく直しを入れなければならない状態です。

だからこそ、指示を正確に読み取って再現できるかどうかを、文章力以上に重視する人も少なくありません。
理由2:誤字脱字や、読み直しをしていないことが伝わる文章
誤字脱字が残っている記事は、それだけで評価が大きく下がります。
なぜなら、誤字があるということは「書いたあとに読み返していない」と受け取られてしまうからです。内容が良くても、「この人は納品前にチェックをしない人かもしれない」という不安を相手に与えてしまいます。
提出する前に一度声に出して読んでみる、時間を置いてから読み返す、といったひと手間だけで防げるので、ここは早めに習慣にしておきたいところです。
理由3:SEOの基本を押さえられていない
Web記事の多くは、検索から読者に見つけてもらうことを前提に書かれています。そのため、SEOの基本がまったく意識されていない記事は、テストの段階で「このまま公開できない」と判断されがちです。
とはいえ、初心者のうちから難しい対策を完璧にこなす必要はありません。読者の検索意図を意識する、見出しに沿って話を進める、結論を先に書く、といった基本を押さえるだけでも、記事の印象はかなり変わります。
わたしも最初はSEOという言葉すら知らないまま応募していて、あとから振り返ると「よく応募したな」と思うような記事を出していました。

ここは知っているかどうかの差が大きいので、基礎だけでも先に学んでおくと通過率が変わってきます。
理由4:情報が浅く、どこかで読んだような内容になっている
ネット上の情報をまとめただけの、他の記事と似たような内容も評価されにくいポイントです。
クライアントは、わざわざ費用をかけて記事を作る以上、他にはない切り口や具体性を求めています。一般論を並べただけの記事は、「これなら自分で書いても同じ」と思われてしまい、採用にはつながりにくくなります。

自分の体験を一文添える、具体的な例を入れる、読者がつまずきやすい部分を先回りして書く。
こうした小さな工夫が、記事に厚みを持たせてくれます。
理由5:コミュニケーションやビジネスマナーで引っかかっている
意外に見落とされがちなのが、文章そのものではなく、やり取りの部分での減点です。
返信が遅い、質問の仕方が丁寧でない、マニュアルに書いてあることを質問してしまう、といったやり取りは、記事の評価とは別のところでマイナスに働きます。長く一緒に働くことを前提にしている以上、「気持ちよくやり取りできるか」を重視するクライアントは多いです。
実際に、ある編集者の方は「文章の上手さより、まずやり取りがスムーズかどうかを見ている」と話していたそうです。文章は後からいくらでも伸ばせるけれど、コミュニケーションの部分は一緒に仕事を始めてからでは変えにくい、という理由でした。

ここは初心者でも今日から意識できる部分なので、ぜひ大切にしてみてください。
テストライティングの通過率を上げるためにやってみたこと
落ちる理由が分かったら、次はどう変えていくかです。難しいことをする必要はなくて、順番に押さえていけば通過率は着実に上がっていきます。
提出前にレギュレーションを一項目ずつ照らし合わせるようにした
書き終えたあと、指示書をもう一度開いて、項目をひとつずつチェックしていく作業を必ず入れるようにしました。わたしが毎回見返しているのは、たとえばこんな項目です。
- 指定された文字数を満たしているか
- 見出しの数や構成が指示通りになっているか
- NGワードや禁止表現を使っていないか
- 装飾やリンクのルールを守れているか
書いているときは意識していたつもりでも、あとで見返すと抜けが見つかることは本当に多いです。この最後のひと手間だけで、レギュレーション違反による取りこぼしはかなり減らせます。
提出前に時間を置いて、声に出して読み返すようにした
書き上げた直後は、どうしても自分の文章のミスに気づきにくいものです。そこで、少し時間を置いてから読み返すようにしました。
できれば声に出して読むと、誤字や不自然な言い回し、同じ語尾の繰り返しといった粗が一気に見えてきます。忙しくてまとまった時間が取れない日でも、提出前の5分だけは読み返しにあてる。

それだけで、納品物の印象が変わります。
SEOと文章の基本は、先に本で一気に入れてしまった
理由3でも触れたとおり、SEOや文章の基礎は知っているかどうかで差が出ます。そこで、あれこれ調べて時間を溶かすより、評価の高い本を1〜2冊読んで基礎を先にまとめて入れてしまうことにしました。
無料の情報で少しずつ集めるやり方は、時間のないワーママにとってはかえって遠回りになりがちです。基礎の土台を先に作ってしまえば、あとの応募や執筆がぐっと楽になります。

ここは「時間をお金で買う」感覚で、早めに投資してよかったと感じている部分です。
時間のないワーママが、テストライティングで消耗しないための見極め方
ここは検索で上位に出てくる記事ではあまり触れられていない部分ですが、時間が限られているワーママにとってはとても大事な視点です。
すべてのテストを全力で受けるのではなく、受けるテストを選ぶという考え方を持っておくと、消耗せずに済みます。
報酬が極端に低いテストライティングは、一度立ち止まって考える
テストライティングの中には、「テスト」という名目で、実質的に格安で記事を書かせようとする案件も残念ながら存在します。
たとえば、数千文字の記事を数百円で書かせるようなケースです。テストとはいえ、労力に対してあまりにも対価が見合わない場合は、少し立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。書いた記事はそのまま相手のものになるので、割に合わないテストばかり受けていると、時間だけが削られていってしまいます。

もちろん、実績を作るためにあえて受けるという判断もありますが、「なんとなく」で受け続けないことが大切です。
「このテストは自分の時間を使う価値があるか」で選ぶ
寝かしつけのあとの30分、休みの日のわずかなすき間。ワーママが作業にあてられる時間は本当に限られています。だからこそ、その貴重な時間をどのテストに使うかは、意識して選びたいところです。
本採用後の単価、クライアントの対応の丁寧さ、続けられそうな内容かどうか。こうした点を見て、「ここでなら頑張る価値がある」と思えるテストに絞って力を注ぐ。数を追うより、この選び方に切り替えたほうが、少ない時間でも前に進みやすくなります。
テストライティングに落ちても、あなたに書く力がないわけじゃない
最後に伝えておきたいのは、テストライティングに落ちることは、あなたの文章力やセンスを否定するものではないということです。
テストの合否には、クライアントとの相性や、たまたま他に実績のある応募者がいたかどうかなど、自分ではどうにもできない要素もたくさん絡んでいます。ベテランのライターでも落ちることは普通にあります。落ちた履歴が他の人に見えるわけでもありません。
わたし自身も、応募が通らずに落ち込んでいた時期のことをこちらの記事に正直に残しています。同じところで足踏みしている人は、のぞいてみてください。
大事なのは、落ちた1回を「このクライアントとは縁がなかっただけ」と受け止めて、直せるところだけ直して次にいくことです。レギュレーションを守る、読み返す、基礎を入れる、やり取りを丁寧にする。この積み重ねが、必ず通過率を押し上げてくれます。
まだ受からなくて落ち込んでいる人も、応募して挑戦している時点で、もう十分に一歩を踏み出しています。

焦らず、直せるところから一緒にやっていきましょう。
テストライティングの先にある「在宅で収入を作るまでの全体像」を知りたい人は、こちらのロードマップにフェーズごとの流れをまとめています。今の自分がどこにいるのか、確認してみてください。




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