「また子どもが熱を出した。でも有給がもうない…」
「欠勤したら給料はどうなるの?」
「このまま休み続けたらクビになる?」
そんな不安を抱えながら、今日も仕事と育児を必死にこなしているあなたへ。
有給が足りなくなるのは、あなたの管理が甘いからじゃありません。
それだけ子どものために全力で動いてきた証拠です。
この記事では、欠勤した場合のリスクをわかりやすく整理した上で、有給が足りないときに使える制度と対処法を具体的にお伝えします。
有給が足りなくなるのはワーママあるある
「まさか1年でこんなに有給を使うとは思わなかった」という声は、ワーママの間でとてもよく聞きます。
子どもは保育園や小学校低学年のうち、年間平均10〜15日程度は病気で休むと言われています。
そこに加えて保育園行事、学校行事、自分自身の体調不良も重なれば、年間20日の有給があっという間になくなるのは珍しくありません。
有給が足りなくなること自体は、ワーママにとってごく普通のことです。
大切なのは、そうなったときにどう対処するかを事前に知っておくことです。
有給なしで欠勤したらどうなる?
有給が残っていない状態で休んだ場合、具体的に何が起きるのかを整理します。
給料はどうなる?
欠勤した日は「欠勤控除」として給料から差し引かれます。
控除される金額は会社によって異なりますが、一般的には以下の計算式が使われます。
月給 ÷ 月の所定労働日数 × 欠勤日数
たとえば月給25万円で所定労働日数が20日の場合、1日欠勤すると12,500円が差し引かれます。

欠勤が続くと給料への影響は無視できません。
評価や査定への影響は?
欠勤が続くと、人事評価に影響が出る可能性はあります。
ただし、子どもの病気による欠勤は多くの会社で一定の理解が得られやすい理由です。
大切なのは無断欠勤をしないこと。
事前または当日の朝に必ず連絡し、引き継ぎや業務への配慮を示すことで、評価への影響を最小限に抑えられます。
クビになる可能性はある?
結論から言うと、子どもの病気による欠勤だけで解雇されることはほぼありません。
育児・介護休業法により、子どもの看護を理由とした不利益な扱いは禁止されています。
ただし、欠勤が極端に多い場合や無断欠勤が続く場合は別の問題になるため、会社とのコミュニケーションは大切です。
有給が足りないときに使える4つの制度
実は有給以外にも、休める制度がいくつかあります。
知っておくだけで気持ちがかなりラクになります。
子の看護休暇
育児・介護休業法で定められた制度で、小学校3年生修了前の子どもが病気・ケガをした際、または予防接種・健康診断を受けさせる際に取得できます。
子どもが1人の場合は年5日、2人以上の場合は年10日取得できます。
有給とは別枠なので、有給を使い切った後でも利用できます。
無給の会社が多いですが、最近は有給扱いにしている会社も増えています。

まず就業規則を確認してみましょう。
※2025年4月より「子の看護休暇」から「子の看護等休暇」に名称・対象年齢が改正されました。
積立有給休暇
使わずに消滅した有給休暇を積み立てておける制度を導入している会社もあります。
子どもの病気や自身の体調不良などに使えるケースが多いので、会社の規定を確認してみてください。
特別休暇
会社独自の特別休暇制度がある場合も。
「子の看護特別休暇」「家族看護休暇」などの名称で設けられていることがあります。
意外と知られていないまま使われていないことも多いので、就業規則や人事担当者に一度確認してみる価値があります。
時短勤務・リモートワークへの切り替え
子どもの体調が完全に回復していない日など、フルで休まなくても時短やリモートで対応できる場合もあります。
会社の制度として使えるかどうか、上司に相談してみましょう。
有給を少しでも長持ちさせるコツ
制度を使うと同時に、日頃から有給を温存する工夫も大切です。
病児保育・ファミサポを事前に登録しておく
子どもが熱を出してから探しても、病児保育はなかなか空きがありません。
元気なうちに登録だけ済ませておくのが鉄則です。
ファミリーサポートセンターも同様で、事前登録しておくと急な依頼にも対応してもらいやすくなります。
夫と交互に休む仕組みを作る
「子どもの病気は必ずどちらかが休む」というルールを夫婦で決めておきましょう。
交互に休む仕組みがあるだけで、自分の有給の消耗スピードが半分になります。
半日有給・時間有給を活用する
午前中だけ病院に連れて行って午後から出勤、というケースでは半日有給や時間有給が使えます。
1日単位でしか取れないと思い込んでいる方も多いですが、会社によっては時間単位での取得が可能です。

就業規則を確認してみてください。
それでも追い詰められたら読んでほしいこと
制度を調べて、工夫して、それでも「もう限界」と感じる日はあります。
会社の制度を使うことは権利です。
遠慮する必要はまったくありません。
「迷惑をかけている」という罪悪感を抱えながら働き続けることの方が、長い目で見ると自分にも家族にも負担になります。
私自身も、フルタイムで働きながら育児をする中で、有給が底をついて途方に暮れた経験があります。
そのときに助けられたのは、制度の知識と、頼れる場所を事前に作っておいたことでした。
一人で抱え込まないでください。使える制度は全部使っていい。

それがワーママとして長く働き続けるための、一番の近道です。
まとめ
この記事では、有給が足りないワーママが知っておきたいことをまとめました。
- 欠勤すると給料から控除されるが、子どもの病気による欠勤で解雇されることはほぼない
- 看護休暇・積立有給・特別休暇など、有給以外にも使える制度がある
- 病児保育の事前登録や夫との役割分担で、有給の消耗を減らすことができる
「有給がない」と焦る前に、まず使える制度を一つ確認してみてください。

知っているだけで、気持ちがずいぶんラクになるはずです。


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